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ミサカノ分析

公開日:2026.07.31

更新日:2026.07.31

NTT・TCリースの評判を三坂大作が分析|ファクタリングの手数料・審査・注意点

NTT・TCリースのファクタリングに関する手数料・審査・注意点を三坂大作が実務視点で分析する記事のアイキャッチ画像
三坂 大作
執筆・解説三坂 大作
ヒューマントラスト株式会社 統括責任者・常務取締役

東京大学法学部卒業後、三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。
さらにニューヨーク支店にて国際金融業務も経験し、法務と金融の双方に通じたスペシャリストとして、30年以上にわたり中小企業・個人事業主の“実行型支援”を展開。貸金業務取扱主任者。

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東京大学法学部卒業後、三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)に入行。
さらにニューヨーク支店にて国際金融業務も経験し、法務と金融の双方に通じたスペシャリストとして、30年以上にわたり中小企業・個人事業主の“実行型支援”を展開。貸金業務取扱主任者。

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▼ この記事で分かること

  • 公式に確認できる範囲売掛先への通知・承諾を伴う譲渡スキームと企業情報
  • 公表されていない条件手数料、買取可能額、入金日数、利用対象、必要書類
  • 評判の読み方会社の採用・勤務口コミとファクタリング利用者の評価を分けて読む
  • 審査の見方債権の実在性と売掛先の信用力が中心、売り主側は補完
  • 判断の順番向き不向きと、他の資金調達手段との比較順序

「NTT・TCリースの評判」で検索すると、会社の採用・勤務環境に関する口コミと、ファクタリングサービスへの評価が入り混じって表示されます。

本記事で扱うのは、NTT・TCリース株式会社が提供する売掛債権ファクタリングと診療報酬債権ファクタリングです。

公式サイトでは、売掛債権を譲り受けて期日前に支払い、早期資金化とバランスシートのスリム化を図る仕組みが案内されています。一方で、手数料、買取可能額、標準的な入金日数、利用対象、必要書類などは具体的に公表されていません。

したがって、会社規模や第三者サイトの数値だけで利用を判断するのは避けるべきです。売掛先への通知・承諾、見積り後の手取り額、契約条件、資金化後の出口まで確認する必要があります。

ここからは、公式情報と一般的な審査実務を分けたうえで、実務経験を踏まえた判断軸を整理します。

NTT・TCリースはどのような事業者に向いているか

結論:売掛先と債権譲渡の手続きを事前に調整でき、売掛債権の早期資金化を計画的な資金繰り改善や財務管理へつなげたい事業者に向いていると考えられます。

公式スキームでは、利用者とNTT・TCリースが債権譲渡契約を結び、売掛先への譲渡通知または売掛先からの譲渡承諾を経て、売掛先がNTT・TCリースへ代金を支払います。

そのため、単に入金を早めたいというだけでなく、売掛先との調整、債権関係資料の整理、資金化後の資金繰りまで計画できる事業者に適した仕組みといえます。

NTT・TCリースが向いている事業者の3つの条件
売掛先と譲渡手続きを調整できる 売掛先への譲渡通知または承諾、支払先変更を伴うため、事前に売掛先と協議できることが重要です。
手続きに必要な期間を確保できる 売掛先側の確認や社内決裁も想定し、資金が必要な日から逆算して手続きを進める必要があります。
計画的な資金繰り・財務管理を目的としている 早期資金化だけでなく、キャッシュフロー改善、与信管理、一定条件下のバランスシート管理にも活用余地があります。

利用対象、買取可能額、必要書類、手数料、実行までの日数は公式サイトで具体的に公表されていないため、案件概要を伝えたうえで、対象可否と個別条件を事前に確認してください。

NTT・TCリースの基本情報

結論:企業情報と取引スキームは公式に確認できますが、手数料などの個別条件は公式サイトで公表されておらず、案件ごとの照会・見積りが必要です。

サービス名 売掛債権ファクタリング/診療報酬債権ファクタリング
運営会社 NTT・TCリース株式会社
設立 2020年2月21日
所在地 東京都港区港南一丁目2番70号 品川シーズンテラス13階
資本金 100億円
代表者 代表取締役会長 廣門 治/代表取締役社長 近藤 禎一郎
株主 NTT株式会社、東京センチュリー株式会社、NTTファイナンス株式会社
サービス概要 債権を譲り受けて期日前に支払い、早期資金化とバランスシートのスリム化を図る
重要な手続き 売掛先への譲渡通知または売掛先からの譲渡承諾の取得が必要
問い合わせ 担当部門:各支店/受付:月曜~金曜9時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く)
参考情報

同社は、JCRの長期債格付「AAA」、R&Iの長期債格付「AA+」を公式に公表しています。これらは同社の信用力を確認する材料ですが、個別案件の手数料、審査結果、入金時期を保証するものではありません。詳細は、NTT・TCリース株式会社の格付情報で確認できます。

NTT・TCリースの評判・口コミはどう見るべきか

結論:社員・元社員の勤務口コミとファクタリング利用者の評価は目的が異なるため、必ず分けて読みます。

会社名だけで検索すると、給与、働き方、採用面接などの会社口コミが多く表示されます。これらは企業文化を知る参考にはなりますが、ファクタリングの手数料、審査、契約説明、入金対応を評価する材料にはなりません。

また、法人間の債権流動化は、案件ごとに金額、売掛先、支払期日、契約条件が異なります。サービス利用者の口コミが少ないことを、品質の高さや低さの証明として扱うのも適切ではありません。

見るべき視点 確認する内容
誰の口コミかを確認する 社員・元社員、採用候補者、ファクタリング利用者、紹介媒体の編集部見解を区別する
再現条件が書かれているか 売掛先の属性、債権額、支払期日、通知・承諾の有無が分からない体験談は、自社条件へそのまま当てはめられない
最終判断は書面で行う 手数料、控除費用、支払日、買戻し・保証、取消条件を、自社案件の見積書と契約書で確認する

評判検索は、申込みを決めるためではなく、未公表事項と契約前の質問項目を洗い出すために使うのが実務的です。

三坂大作が見るNTT・TCリースの強み

結論:強みは企業基盤、取引構造の明示、財務管理への活用余地、診療報酬債権の具体的な支払設計にあります。

  • NTT・TCリースの主な強み
  • 01企業情報と外部格付を確認できる
  • 02売掛先を含む取引構造が明示されている
  • 03与信管理・財務管理への活用余地がある
  • 04診療報酬債権の支払フローが具体的

企業情報と外部格付を確認できる

NTT・TCリースは、資本金、株主、役員などの会社情報に加え、外部格付を公式に公表しています。契約相手となる会社の事業基盤や信用力を、公開情報から確認しやすい点は強みです。

ただし、会社自体の信用力と、個別案件の手数料、買取可否、入金時期は別の判断です。企業規模や格付だけを根拠に、自社案件も有利な条件になると考えないことが重要です。

売掛先を含む取引構造が明示されている

公式サイトでは、債権譲渡契約、売掛先への通知・承諾、NTT・TCリースへの期日払いまでの流れが図示されています。

売掛先の関与や支払先変更が必要になることを申込み前に把握できるため、自社内の準備だけでなく、売掛先の経理・法務・決裁部門との調整期間まで含めて計画を立てやすくなります。

与信管理・財務管理への活用余地がある

公式サイトでは、売掛債権の早期資金化によるキャッシュフロー改善に加え、売掛先の与信管理の効率化や、一定の条件を満たす場合のバランスシートのスリム化も案内されています。

そのため、直近の支払いを埋めるためだけではなく、売掛債権の保有期間を短縮し、資産効率や財務管理を見直す手段として検討できる点が特徴です。

ただし、会計上オフバランス処理が認められるかは、契約の実質やリスク負担によって異なるため、契約前に税理士、公認会計士、監査法人等への確認が必要です。

診療報酬債権の支払フローが具体的

診療報酬債権ファクタリングでは、国保・社保への債権譲渡通知後、請求額の70~80%が1回目に支払われ、レセプト審査と入金後に残額が支払われる流れが公式に示されています。

医療機関は、請求額の全額が一括で支払われる前提ではなく、初回支払額、査定減の可能性、残額の支払時期を含めて資金繰りを組むことができます。詳細は、診療報酬債権ファクタリングの公式説明ページで確認できます。

三坂大作
執筆者|三坂のコメント企業基盤の強さと、自社案件の条件は別の話です。手数料が必ず低い、大口債権なら必ず利用できる、短期間で必ず実行される、といった前提を置かず、個別の照会・見積りで確認してください。

審査は何を見ていると考えられるか

結論:審査基準は公表されていませんが、中心は債権の実在性と売掛先からの回収可能性だと考えるのが自然です。

ここでは、売掛先への通知・承諾を伴う債権買取で一般に重要となる実務論点を整理します。ファクタリングは売掛債権の売買であるため、審査の中心は債権の実在性と、売掛先からの回収可能性です。

そのうえで、売り主側の管理体制、権利関係、事業継続性も補完的に確認されると考えられます。

審査・確認項目 実務上の確認内容 準備資料の例
債権の実在性・確定性 取引が実際に行われ、金額と支払期日が確定しているか 基本契約、発注書、納品・検収資料、請求書
売掛先の信用力 支払能力、支払実績、入金遅延や紛争の有無 入金履歴、売掛金元帳、継続取引資料
譲渡手続き 通知・承諾、支払先変更、売掛先の社内決裁を実行できるか 承諾書式、通知書式、売掛先との連絡記録
譲渡制限・優先関係 契約上の譲渡制限、既存譲渡・担保、差押え等がないか 取引基本契約、登記・担保関係資料
売り主側の管理体制 請求・入金管理、資料整合性、事業継続性に問題がないか 決算書、試算表、資金繰り表、預金入出金明細
資金使途と出口 一時的な前倒しで改善するのか、構造的不足が残るのか 資金使途、複数月の資金繰り計画
上表の位置づけ

上表の資料は一般的な例であり、NTT・TCリースが公表する必須書類ではありません。決算から時間が経過している場合は、現在の経営実態を示す直近試算表の提出が重要になることがあります。必要書類と対象期間は、案件ごとに確認してください。

ミサカノミクスで見る判断ポイント

結論:会社名や最低手数料ではなく、資金不足の原因、必要時期、売掛先への説明、出口を順番に整理します。

ミサカノミクスでは、資金調達を単体商品の比較ではなく、会社を崩さず次へ進むための因果関係として捉えます。NTT・TCリースを検討する場合も、この順番が重要です。

資金調達の順番として整理する4点
1.資金不足の原因を分ける 大型受注の先行支出や季節変動による一時的な不足か、赤字・過大返済・低採算による構造的な不足かを確認します。
2.必要日から逆算する 売掛先の通知・承諾と社内決裁に使える時間を見積もります。公式上、即日やオンライン完結は確認できないため、必要日ぎりぎりの相談は避けてください。
3.融資と債権売却を分けて比較する 返済原資と時間があり長期資金が必要なら融資、負債を増やさず売掛債権を前倒ししたいならファクタリングと、性質を分けて比較します。
4.3~6か月先の出口を決める 資金化した分だけ将来の入金は減ります。次回入金、利益改善、銀行融資、自己資金など、通常運転へ戻る出口を先に決めてください。

資金調達全体から順番を整理したい場合は、資金調達エージェントで銀行融資、公的融資、ファクタリング等を横断して検討します。既存ファクタリングの見直しを考えている場合は、ファクタリングの借り換えと乗り換えの違いを先に整理すると判断しやすくなります。

手数料はどう見るべきか

結論:手数料率は公表されていないため、推定値ではなく見積り後の手取り額と総費用の円額で判断します。

比較時に重要なのは「最低何%か」ではなく、自社の債権額、売掛先、支払期日、通知・承諾の手続きに対して、最終的にいくら受け取れるかです。見積りでは、次の項目を確認してください。複数社を比較する場合は、同じ項目と条件で整理することが重要です。

確認項目 実務上の見方
対象債権額 買い取る債権の額面と対象範囲
手数料 率だけでなく円額で確認する
その他の控除 事務手数料、振込手数料、通知費用、登記等の費用があるか
実際の手取り額 債権額からすべての控除を引いた受取額
支払時期 契約後いつ支払われるか、分割支払いか
買戻し・保証 売掛先不払い時に売り主へ負担が戻る条件があるか
取消・解約条件 見積り後や契約後に中止した場合の費用があるか

融資との比較で年利換算を用いる場合も、あくまで参考値です。ファクタリングは借入れではないため、同じ期間・同じ手取り額にそろえたうえで、円額と複数月にわたる累計負担で比較してください。

金融庁の注意喚起より

金融庁は、高額な手数料のファクタリングは資金繰りを悪化させるおそれがあると注意喚起しています。これはNTT・TCリースの手数料が高いという意味ではなく、非公表の条件を推測で埋めず、実額で継続負担を確認するための視点です。
出典:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

比較サイトや広告の訴求は、そのまま信じてよいか

結論:公表されていない手数料や入金日数を断定する記事は、出典と更新日を確認してから判断材料に使います。

主な訴求表現 公式情報との照合 確認結果
3者間ファクタリング限定 公式スキームでは利用者、売掛先、NTT・TCリースの3者が関与しますが、「3者間のみ」という文言までは確認できません。 仕組みは概ね整合しますが、「限定」と断定する際は注意が必要です。
大手なので手数料が低い 企業基盤や外部格付は確認できますが、具体的な手数料率は公表されていません。 手数料は個別の照会・見積りが必要です。
最短〇日で入金 公式サービスページでは、標準的な入金日数を確認できません。 公式根拠を確認できないため、実行時期は個別に確認します。
個人事業主も利用可能/利用不可 公式サービスページでは、利用対象となる事業形態が明示されていません。 事業形態や債権内容を伝え、窓口への事前照会が必要です。
審査通過率は高い 公式サイトでは、審査通過率を公表していません。 通過率や審査の通りやすさを推定で判断しないことが重要です。
大手だから安全 企業情報や外部格付は確認できますが、個別の契約条件や自社への適合性は別途確認が必要です。 企業基盤だけでなく、見積書と契約書の内容まで確認します。

第三者記事は、公式で確認できない点を見つけるための補助資料にはなります。ただし、掲載数値をそのまま自社の適用条件と考えず、問い合わせ時の質問リストへ変換することが重要です。

利用前に確認したい注意点

結論:通知・承諾、譲渡制限、会計処理、見積条件、資金化後の入金減少を、契約前に整理してください。

注意点① 売掛先への通知・承諾
– 事前の調整が必要 –

公式スキームでは、売掛先への譲渡通知または売掛先からの譲渡承諾が必要です。売掛先の経理・法務・決裁部門を含め、事前に手続きの可否を確認してください。

債権譲渡を進める際は、資金繰りを隠すための説明を作るのではなく、債権譲渡の目的、支払先変更の内容、今後の取引への影響を、事実に沿って説明することが重要です。

売掛先によっては、担当者だけでは判断できず、経理、法務、購買部門などの社内決裁が必要になります。資金が必要な日から逆算し、売掛先側の確認期間も含めてスケジュールを組んでください。

注意点② 債権譲渡制限
– 契約条項と手続きを確認 –

取引基本契約に債権譲渡を制限する条項がないかを確認し、売掛先の承諾や所定の手続きが必要な場合は、契約前に対応してください。

民法上、債権譲渡制限特約がある場合でも譲渡自体が直ちに無効になるとは限りません。しかし、売掛先との契約に反した場合は、契約違反、取引停止、損害賠償などの問題につながる可能性があります。

また、対象債権に既存の譲渡、担保設定、差押えなどがある場合は、権利関係の整理が必要です。契約条項や優先関係の判断が難しい場合は、弁護士等へ確認してください。

注意点③ オフバランス
– 自動的な効果ではない –

売掛債権を譲渡しても、必ず会計上のオフバランス処理が認められるわけではありません。契約の実質を確認する必要があります。

公式サイトでも、バランスシートのスリム化については「一定の条件」があると案内されています。買戻し義務、保証、売掛先の不払い時に誰がリスクを負担するかなど、契約内容によって会計上の扱いは変わります。

財務指標の改善を目的とする場合は、契約締結前に見積書と契約書を提示し、税理士、公認会計士、監査法人等へ会計処理を確認してください。

注意点④ 未公表の条件
– 見積書と契約書で確認 –

手数料、買取可能額、支払日、必要書類などは公式サイトで具体的に公表されていません。口頭説明だけでなく、書面で条件を確認してください。

見積りでは、手数料率だけでなく、手数料の円額、事務手数料、振込費用、通知・登記等の費用、最終的な手取り額を確認します。

さらに、買戻しや保証の有無、売掛先が支払わなかった場合の取扱い、契約後の取消・解約条件、支払時期も確認してください。比較する際は最低手数料ではなく、自社案件で実際に提示された総費用と手取り額を基準にします。

注意点⑤ 資金化後の入金減少
– 将来の資金繰りへ反映 –

早期資金化した売掛金は、将来の通常入金から外れます。資金化した後の入金減少まで資金繰り表へ反映してください。

ファクタリングによって一時的に現金が増えても、資金不足の原因が赤字、低採算、過大な返済負担などにある場合は、翌月以降に同じ不足が生じる可能性があります。

資金使途が売上や粗利の増加、回収条件の改善につながるかを確認し、3~6か月先までの資金繰りを作成したうえで、銀行融資、自己資金、利益改善など、通常運転へ戻る出口を決めてください。

医療機関向け|診療報酬債権の確認事項

公式スキームでは、請求額の70~80%が1回目に支払われ、国保・社保の審査・入金後に残額が支払われます。

初回支払額だけを前提に月末資金を組むのではなく、レセプト審査による査定減の可能性、残額の金額、2回目の支払時期まで含めて資金繰りを作成してください。詳細は、診療報酬債権ファクタリングの公式説明ページで確認できます。

向いている事業者・慎重に考えたい事業者

結論:売掛先との調整力、資料の整合性、資金需要の性質、資金化後の出口が、利用適合性を分けます。

向いている事業者

  • 売掛先への譲渡通知または承諾、支払先変更について事前に協議できる事業者
  • 基本契約、発注、納品・検収、請求、入金履歴を整理し、債権の実在性を説明できる事業者
  • 一時的な先行支出や回収サイトの長期化に対応し、資金化後に通常運転へ戻る出口を設計できる事業者
  • 与信管理の効率化や、一定条件下のバランスシート管理も含めて検討したい法人
  • 国保・社保に対する診療報酬債権を保有し、2段階入金を前提に資金計画を組める医療機関

利用を慎重に考えたい事業者

  • 売掛先に債権譲渡を知らせず、利用者とファクタリング会社だけで完結させたい事業者
  • 数時間から数日以内の資金化を確約条件としている事業者
  • 個人事業主や少額債権など、公式に対象条件が確認できないまま申込みを進めようとしている事業者
  • 契約書、請求書、納品・検収資料、入金履歴の整合性に不足がある事業者
  • 毎月の赤字や過大な返済を補うため、将来入金の前倒しを繰り返そうとしている事業者

慎重に考えたい条件に該当しても、資金調達そのものができないという意味ではありません。2者間ファクタリング、銀行融資、ビジネスローン、ABL、公的融資などを、必要時期、返済原資、売掛先への通知可否に合わせて比較してください。

他社比較の前に見るべき判断軸

結論:会社名や最低手数料を並べる前に、資金調達の目的と成立条件を同じ尺度で比較してください。

ファクタリング会社を比較するときは、手数料や入金スピードだけでなく、資金使途、必要時期、売掛先への通知可否、手取り額、資金化後の出口まで同じ条件で確認する必要があります。

資金調達手段を比較する6つの判断軸
判断軸 確認する内容
資金使途 何の支払い・投資に使い、いつ資金を回収できるか
必要時期 売掛先への通知・承諾や審査に使える期間を確保できるか
売掛先対応 債権譲渡の通知・承諾、支払先変更を事前に協議できるか
手取り額 手数料や諸費用を差し引いた後も必要額を満たせるか
返済原資 融資型を選ぶ場合、返済へ回せる利益・キャッシュフローがあるか
出口設計 3~6か月後にどの資金で通常の資金繰りへ戻すか

なお、ファクタリング間で提供会社を変更する場合は「乗り換え」、ファクタリングからビジネスローンやABL等の融資型ファイナンスへ変更する場合は「借り換え」です。ファクタリングは売掛債権の売買であり、融資とは契約構造が異なります。

フリーランス・個人事業主が2者間ファクタリングによる売掛債権の早期資金化を検討する場合はHTペイ、法人で返済原資があり、融資型ファイナンスへの変更を検討する場合はHTファイナンスが候補になります。

各サービスは、対象者、申込内容、財務状況、対象債権、必要書類等を確認し、審査のうえ利用可否・条件が決まります。

よくある質問(FAQ)

結論:公式サイトで確認できる範囲と、問い合わせで個別に照会すべき範囲を分けて回答します。

QNTT・TCリースは3者間ファクタリングですか。
A

公式サイトでは「3者間」という呼称は確認できません。ただし、利用者、売掛先、NTT・TCリースの3者が関与し、売掛先への通知または承諾と、売掛先からNTT・TCリースへの支払いを伴うスキームです。利用者と同社だけで完結する2者間型の案内は確認できません。

Q個人事業主やフリーランスも利用できますか。
A

公式の売掛債権ファクタリングページでは、利用対象の事業形態が明示されていません。第三者記事の断定を採用せず、事業形態、債権額、売掛先、支払期日を伝えて事前に照会してください。

Q手数料と入金までの日数はどのくらいですか。
A

公式サービスページでは、具体的な手数料率と標準入金日数を確認できません。見積りで、手数料の円額、その他の控除、実際の手取り額、支払日を確認してください。

Q審査ではどのような資料を見られますか。
A

公式の必要書類は公表されていません。一般的には、基本契約書、発注書、納品・検収資料、請求書、入金履歴、売掛金元帳、決算書、直近試算表、資金繰り表などが確認材料になります。実際の提出書類は案件ごとに異なります。

Q利用すれば必ずオフバランスになりますか。
A

必ずではありません。公式サイトも一定の条件があるとしています。買戻し、保証、回収リスクの負担など契約実質で会計判断が変わるため、契約前に税理士、公認会計士、監査法人へ確認してください。

Q診療報酬債権ファクタリングは一括で支払われますか。
A

公式スキームでは、請求額の70~80%が1回目に支払われ、国保・社保のレセプト審査と入金後に、残額が2回目として支払われます。実際の条件や支払時期は個別に確認してください。

まとめ|会社選びの前に、資金調達全体の整理が重要

結論:会社選びより先に、資金使途、必要日、返済原資、3~6か月先の出口を整理することが重要です。

NTT・TCリースの売掛債権ファクタリングは、売掛先への通知または承諾を含む手続きを組み、早期資金化をキャッシュフロー改善や財務管理へつなげたい事業者に検討余地があります。

企業情報、外部格付、取引スキーム、診療報酬債権の2段階支払いは公式に確認できます。一方、手数料、買取可能額、標準入金日数、利用対象、必要書類は個別確認が必要です。

利用前には、売掛先への説明、契約上の譲渡制限、見積り後の手取り額、買戻し・保証、会計処理、資金化後の入金減少を確認してください。会社規模や第三者サイトの推定条件だけで判断しないことが重要です。

最終的に見るべきなのは、資金使途、必要日、返済原資、資金繰り、そして通常運転へ戻るまでの道筋です。ファクタリング、融資、ABL、公的融資を同じランキングで並べるのではなく、会社を崩さず次へ進む順番で選択してください。

知恵袋

三坂大作が実務ベースで整理!

NTT・TCリースを検討する前に、
「売掛債権の早期資金化が本当に最適か」
を整理することが重要です。

売掛先への通知・承諾、資金使途、返済原資、
資金化後の出口まで含めて、
資金調達全体の順番をご相談ください。

資金調達全体を整理・相談


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