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経営

公開日:2025.11.21

更新日:2025.11.25

ビジネスマッチングアプリ&オープンイノベーションで事業成長!起業家のための究極ガイド

ビジネスマッチングアプリを通じて多様な企業と繋がり、オープンイノベーションで事業成長を目指す起業家たち。

近年、ビジネスの世界ではスピードと柔軟性がますます求められています。そんな中、革新的なアイデアや技術を持つ異業種企業とのコラボレーションが重要視されるようになってきました。新興企業やスタートアップが迅速に成長するには、自分たちだけの力にとどまらず、幅広い分野のパートナーとのつながりを作る必要があります。

そこで注目されているのが「ビジネスマッチングアプリ」と「オープンイノベーション」です。これらは、従来の人脈づくりとは異なり、スマートフォンやデジタルツールを活用して最適なビジネスパートナーを素早く見つける仕組みを提供します。たとえば、ビジネスネットワーキングやスタートアップコラボレーションを進める上でも、このようなアプリやプラットフォームの存在はとても心強いものです。

本記事では、ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションの基本から連携方法、そして具体的な成功事例までを総合的に解説します。新規事業開発や市場開拓を目指す起業家が、具体的かつ実践的に活用できるよう、ステップごとにわかりやすく説明していきます。

ビジネスマッチングアプリの基本

ビジネスマッチングアプリは、ビジネスパートナーを効率よく探し出すためのツールとして近年急速に普及しています。ネットワーキングアプリやマッチングプラットフォームとも呼ばれ、そこでは業種や規模を問わず、共通の目的を持つ企業や人材が集まって情報を交換します。

こうしたマッチングアプリの利用が進む背景には、デジタルトランスフォーメーションの波があります。オンライン上で迅速にコンタクトを取り合い、資料や企画などを共有し、必要であればテクノロジートランスファーを通じて高度な技術も取り入れることができます。結果、コストを低減しながらイノベーション戦略を推進し、新市場を狙っていくことが可能になるのです。

特に新興企業の創業者にとっては、市場動向に敏感な異業種の仲間と出会うことで、大きなチャンスをつかめる可能性があります。次からは、ビジネスマッチングアプリの基本知識を4つの視点から見ていきましょう。

ビジネスマッチングアプリとは何か?

ビジネスマッチングアプリとは、アプリ内の検索機能やプロフィールをもとに、ビジネス上の目的が合致する相手を見つけるためのサービスです。例えば、異業種と協力してたった一つの新しい製品を生み出したい場合でも、共通の目標を設定して情報交換できるため、効率的に相手を探せます。

データベースに登録された会社や人材は多種多様であり、スタートアップから大企業、さらに産学連携を目指す大学関係者まで含まれる場合もあります。そこでは、ビジネスコネクションを拡大し、新規事業開発に役立つ人材やパートナーを探すことが可能です。

従来のアナログな名刺交換や紹介に比べ、ビジネスマッチングアプリなら短時間で条件に合う相手にリーチできるのが強みです。マッチングアプリ活用法を理解しておくと、ベストなタイミングで一歩先んじた協業が進められるようになります。

ビジネスマッチングアプリの主な機能

まず注目すべきは「プロフィール設定」と「検索」です。プロフィールには会社やサービス内容、得意分野などをしっかりと記載し、その情報をもとにAIが最適なマッチング先を提案してくれるアプリもあります。

次に、チャットやメッセージ機能が挙げられます。テキストベースで簡単にやり取りできるため、気軽にアイデアの交換、あるいは具体的なコラボレーションツールとしての相談が可能です。また、オンライン上で商談ができるシステムを備えたマッチングアプリもあり、実際に会わなくても初期相談をすませられます。

さらに、マッチングアプリによってはイベント情報やセミナーへの申し込み機能が統合されていることもあります。オープンプラットフォームの特徴を活かして、リアルイベントとオンライン交流を組み合わせ、クロスセクター連携にも役立つのが大きな魅力です。

ビジネスマッチングアプリの使い方

はじめに、興味を持ったアプリの利用登録を行いましょう。会社概要や自社の強み、進めていきたいビジネスを簡潔にまとめるのがポイントです。分かりやすいプロフィールは、企業間コラボレーションの第一歩をスムーズにしてくれます。

次に、キーワード検索などで「欲しい協力先」「話をしてみたい業種」の企業を探し、積極的にアプローチします。相手が自社の提案やプロジェクトに興味を持てば、アプリのメッセージ機能を通じて具体的な話を進められます。この段階では、かなり具体的な条件や期待を伝え合うことが重要です。

最終的に、実際の商談やオンラインミーティングで詳細を詰めていきます。堅苦しい会議を持つ前に、アプリ内のメッセージで相手の取り組みや期待をしっかり把握することで、お互いに時間を有効活用できます。

目的別マッチングアプリの選び方

スタートアップ向けや特定産業に特化したマッチングアプリ、また広範囲の企業を対象にするアプリなど、種類はさまざまです。自社が狙う市場や連携したい技術分野などを明確にしてから選ぶと、より効果的なビジネスパートナーシップを築けます。

例えば、新規事業開発に積極的な企業が多数登録しているアプリを選ぶと、オープンイノベーション同士の話がまとまりやすいでしょう。また、商談機能よりも情報交換やコミュニティ色が強い共創プラットフォームもあるため、将来的にイノベーションマネジメントの手法を学べる場として活用できるケースもあります。

アプリごとの特徴を理解するには、マッチングアプリ比較の口コミや評判をリサーチすることが大事です。単に登録数が多いだけでなく、同じ目標やニーズを持つ人々が集まっているかを見極めることが成功の鍵となります。

目的別ビジネスマッチングアプリの紹介

以下に、日本国内を中心に公開されているビジネスマッチングアプリ/プラットフォームを「目的別」に分類してご紹介します。用途に応じて選定することが、マッチングの質や成果に直結します。

【オープンイノベーション・共創】を目的としたプラットフォーム

  • AUBA(旧 eiicon): 日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム。提携パートナー探しに特化しており、累計3万社以上が登録。
  • Creww(クルー): スタートアップと大企業の共創プログラムが豊富で、アクセラレータープログラムも多数開催されています。

【販路開拓・業務提携】を目的としたプラットフォーム

  • Linker(リンカー): 地域金融機関とも連携し、全国の企業と質の高いビジネスマッチングを提供しています。
  • BizOn!(ビズオン): 経営者・決裁者限定のビジネスマッチングアプリ。スワイプ操作で毎日おすすめの相手と出会えます。

【資金調達・投資・M&A】を目的としたプラットフォーム

  • FUNDINNO(ファンディーノ): 日本初の株式投資型クラウドファンディング。個人投資家からの資金調達が可能です。
  • Batonz(バトンズ): M&A・事業承継の成約実績が豊富なプラットフォーム。後継者不足の解消や買い手探しに強みを持ちます。

【地域・行政と企業の連携】を目的としたプラットフォーム

  • J-GoodTech(ジェグテック): 中小機構が運営するビジネスマッチングサイト。優れた技術を持つ中小企業と、国内外の大手企業をつなぎます。

【技術課題解決・研究開発支援】を目的としたマッチング

  • Linkers(リンカーズ): 技術探索に特化。ものづくり企業の技術課題を解決するための最適なパートナー探索支援を行います。

オープンイノベーションの理解

オープンイノベーションは、自社の技術やノウハウだけでなく、外部のリソースやアイデアも取り入れることで、新たな価値を創造する考え方です。大企業だけでなく、中小企業やスタートアップにとっても重要な戦略であり、産業革新やビジネスイノベーションを推進する上で欠かせないものとされています。

特に新興企業が成長を目指す場合、オープンイノベーションを活用して大手企業との連携や大学研究機関との共同開発を進めると、リソースを補完しながらイノベーション戦略を加速できます。これには、簡単な情報交換を超えた、テクノロジー連携や資源の共有も含まれます。

ここでは、オープンイノベーションの基礎から実際の参加方法までを解説します。

オープンイノベーションとは?

オープンイノベーションの考え方では、企業が自社だけで技術開発を行う時代は終わったとしています。内外の知恵を組み合わせ、想定外のつながりから革新的なアイデアを生むことが実現へのカギです。

参考:オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)

これにはクロスセクター連携が不可欠で、業種や規模を超えた企業間コラボレーションが大きな効果をもたらします。例えば、IT企業と伝統産業が手を結ぶことで、新しいサービスや製品が生まれるかもしれません。

一方で、参加するには相手と情報をどこまで共有するか、リスク管理はどう進めるかといった課題もあります。しかし、ビジネスマッチングアプリとの連動によって、やり取りの手軽さや正確なパートナー選定が可能になり、これらの課題がかなり解消されてきています。

オープンイノベーションのメリット

一つの大きなメリットは、幅広い知見と技術が手に入ることで、市場へのアプローチや製品開発がスピードアップすることです。自分たちが持っていないスキルを、外から導入できれば開発コストと時間が削減できます。

さらに、共創プラットフォームを通じて他社の研究成果や特許を活用するなら、テクノロジートランスファーがスムーズに進みます。結果的に、新市場開拓やビジネスエコシステムづくりにもプラスとなるでしょう。

また、オープンイノベーションを実践すると、単体で動くよりもリスクを分散できる点も強みです。例えば、一社だけが株式投資や開発資金を負担するのではなく、複数の企業や大学が資金面を分担すれば、リスクを小さくしながら新たな取り組みに挑戦できます。

オープンイノベーションへの参加方法

まずは業界の展示会やセミナー、あるいはビジネスマッチングアプリを入り口にして、関心を持っている企業と接点を作ります。最初のコンタクトでは自社がどのような分野で強みを発揮できるかを明確にすることで、相手に興味を持ってもらいやすくなります。

その後、共通のプロジェクトや共同研究を提案して具体的に話を進めます。ここではイノベーションプラットフォームの仕組みを利用する場合もあり、お互いの期待やプロジェクト完了までの流れを可視化して管理するのに役立ちます。

さらに、オープンイノベーション事例を頻繁にチェックし、成功した企業のやり方を学ぶのも効果的です。産学連携などでよく取り入れられる研究手法やノウハウは、実際のビジネスに応用しやすいので、ぜひ取り組んでみてください。

事業提携に必要な「資金」の準備はできていますか?

新たなパートナーとの共創には、先行投資が不可欠です。ヒューマントラストは、財務戦略の立案から資金調達までを強力にバックアップします。

ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションの連携

ここからは、ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションを組み合わせることで生まれるメリットや、具体的な活用戦略について解説します。

起業家としては、この2つを連動させることで、ただ新しいパートナーを見つけるだけでなく、短期間で成果につなげる仕組みを確立することができます。ビジネスマッチングアプリで見つけたパートナーとともに、オープンイノベーションの手法を用いれば、誰もが想像していなかったような新事業やサービスを生み出せる可能性が高まります。

例えば、企業間コラボレーションで技術を共有し、両社の強みを掛け合わせることで、大手企業にも対抗できる製品を開発できるかもしれません。また、互いのリソースを補完し合えるため、投資コストを分散しながら市場参入を加速させることも可能です。

相乗効果の創出

ビジネスマッチングアプリを通じて出会った企業同士がオープンイノベーションを行うと、単体でのアプローチでは得られない多角的な視点が得られます。一方の強みが他方の弱みを補い、逆に相手の長所を自社のイノベーション戦略に取り込むことで、新市場を切り開くチャンスが広がるのです。

この仕組みは、特にスタートアップコラボレーションに威力を発揮します。小回りの利くベンチャー企業と、大きな資金力や顧客基盤を持つ会社が協働すると、通常では実現しにくい製品やサービスが短期間で作られます。

さらに、ビジネスマッチングサービスはネットワークを広げるだけでなく、パートナー探しから実際の契約や共同プロジェクトの立ち上げまで、一貫してサポートしているところもあります。こうしたシステムを有効活用することで、よりスピーディーな新規事業開発が可能になります。

マッチングによる相互補完のイメージ

スタートアップの強み

  • スピードと革新性意思決定が早く、尖った技術を持つ
  • ニッチ市場への適応柔軟な発想で新市場を開拓

大手企業の強み

  • 豊富な経営資源資金力、人材、設備が充実
  • 強固な顧客基盤既存の販路とブランド力を持つ
これらを掛け合わせることで
「イノベーション」と「事業成長」が加速する

異業種とのコラボレーション事例

例えば、ITサービスを得意とする会社と、伝統的な製造技術を持つ企業がビジネスマッチングアプリで出会い、互いの強みを融合して高付加価値の商品を開発した事例があります。このように、ネットワーキングアプリを経由して全く異なる分野の企業同士がタッグを組むと、ユーザーにとっても新たな価値が提供されます。

また、飲食業とテクノロジー連携を図ることで、飲食店内の管理システムや無人接客技術を開発した事例もあります。こうしたコラボレーション事例では、従来の常識にとらわれないアイデアを形にできるため、市場で差別化を図りやすいのがポイントです。

さらに、デジタルトランスフォーメーションの加速を目指す企業が集まり、共創プラットフォーム上で複数企業が共同開発を進めるケースも多々見られます。こうした動きは、業界全体の産業革新につながり、消費者や社会にとってもプラスのインパクトとなるでしょう。

新市場開拓の戦略

起業家が最終的に狙うのは、新しい市場や顧客層をつかむことです。ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションを連携させることで、まずは実現可能性の高いパイロットプロジェクトを実施し、市場の反応を素早く検証できます。

この戦略では、マッチングプラットフォームで知り合ったパートナーに新規顧客開拓のための独自の販路を持っている企業が多いと、コストを最小限に抑えた試験販売が可能になります。そして、そこで得られたフィードバックをもとに改良を繰り返せば、迅速に商品の完成度を高めることができます。

加えて、オープンイノベーションを取り入れた新市場開拓は、競合他社との差別化を図りやすい点も強みです。イノベーションマネジメントを意識しつつ、多様なパートナーの意見を反映して生まれる製品は、独自性が高く競争力があります。

起業家にとっての価値とは

新しいテクノロジーの導入や資金調達の枠組みなど、起業家にとって不可欠な要素を迅速に取り込めるのが、この連携の最大のメリットです。企業間コラボレーションの相互作用により、一社だけでは実現の難しいアイデアが形になり、多額の投資リスクを一気に軽減できます。

また、ビジネスマッチングアプリを通じて得られる豊富な人脈は、今後の事業拡張だけでなく、次なるマッチング先を見つける際にも役立ちます。人と人、企業と企業のつながりは、今後のビジネスエコシステム形成においても重要な資産となるでしょう。

さらに、オープンイノベーションに積極的に取り組むことで、社内のイノベーションマインドが高まり、「挑戦する企業」というブランドイメージが形成されます。これにより優秀な人材の確保や新たな顧客獲得につながるため、起業家にとっては多方面での価値を享受できるのです。

マッチング後の事業拡大に必要な資金調達については、ヒューマントラストの事業紹介(資金調達・財務支援)もあわせてご覧ください。

成功事例とユーザー体験

実際にビジネスマッチングアプリやオープンイノベーションを活用した成功事例を知ると、具体的なイメージがつかみやすくなります。単にツールを使用するだけでなく、目的や戦略を明確に打ち出している企業こそが、効果的なビジネスコネクションを築けていることが分かります。

ビジネスマッチングアプリを活用した成功事例

ヒューマントラストのクライアントのスタートアップ企業A社は、ビジネスマッチングアプリで大手小売業者B社と出会い、短期間で共同商品の開発に成功しました。A社が持つ独自技術をB社の流通網に組み込むことで、ローンチ直後から全国的な販売チャネルを獲得し、大きな売上増を実現できたのです。

この成功要因の一つは、両社が明確な目的を共有していたことでした。B社は新しいテクノロジーを取り入れて既存商品との差別化を図りたい、A社は販路拡大を図りたいという利害の一致があったわけです。マッチングアプリ活用法を理解して積極的にアプローチすれば、通常では難しい企業同士のタッグが実現できるという、ネットワーキングアプリの真価が発揮された事例です。

オープンイノベーションの成功事例

大学の研究室と製薬企業がタッグを組んで新薬の研究開発に成功したケースがあります。大学側は基礎研究のための優秀な研究者と設備を用意し、企業側は実用化に向けたテストや製造プロセスの整備を担当しました。

この産学連携型のオープンイノベーションでは、研究成果を迅速に社会に還元できただけでなく、大学としては教育や研究内容に現場のニーズを反映でき、企業としては最新の学問的知見を活かした理論的裏づけのもとで製品を開発できるメリットがありました。ビジネスマッチングアプリを活用すれば、こうした大学や研究機関との接点を見つけやすくなります。

ユーザーからのフィードバック

実際にビジネスマッチングサービスを利用したユーザーからは、「想定以上に早く理想のビジネスパートナーと接触できた」「日常業務の合間を縫ってチャットを使えるので、お互いの時間に自由度がある」といった声が聞かれます。

一方、「もっと細かい条件検索ができると助かる」「共同研究用のフォーラムを備えてほしい」といった要望も多く、これはサービス提供側にとって、イノベーションプラットフォームとして進化させる有益なヒントになるでしょう。ユーザーの実体験から得られる声をしっかり拾い上げ、改善を続けることで、マッチングアプリはさらに成長し、より多くのコラボレーション事例を生み出す原動力となります。

ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションの成功例

実際の成功例を紹介します。

 

1. ビューン×ハイファイブ(注文型サブスクサラダの共創)

  • アプリ/プラットフォーム:eiicon(※オープンイノベーション支援プラットフォーム)
  • 共創内容:サブスクリプション型サービス運営のノウハウを持つ「ビューン」と、サラダ専門飲食店運営の「ハイファイブ」が出会い、「Sub.(サブスクサラダ)」というサラダ定期購入サービスをローンチ。
  • 成果:ローンチ後1ヶ月で7ブランド・22店舗に導入され、高い継続率・低い解約率を記録し成功を収めた。

 

2. 富士通×アジラ(高齢者見守りAIサービス共創)

  • 出会いの場:オープンイノベーションプラットフォーム上
  • 共創内容:富士通が高齢者見守りをテーマに技術パートナーを探していた中、AI技術を持つ「アジラ」とマッチングし、高齢者見守りサービスの共同開発を実施。
  • 成果:特に地方自治体や介護事業者向けに実用的なソリューションを展開、社会課題解決型サービスとして注目されている。

 

3. コーセー×MDR(量子コンピュータ×化粧品のCAD開発構想)

  • 出会いの場:eiiconなどでのマッチング
  • 共創内容:化粧品開発に強みを持つ「コーセー」と、量子コンピュータ技術のベンチャー「MDR」が「きれいCAD構想」と呼ばれる共創プロジェクトを始動。
  • 成果:現在、実用化に向けたプランが進行中で、化粧品業界における技術革新の一端とされている。

ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションの頓挫

具体的な頓挫事例は限定的ですが、大手企業とスタートアップの間では、目的ズレや技術的・文化的ミスマッチが原因でオープンイノベーション契約が破綻するケースは存在します。

  • クアルコム(Qualcomm)の提携プロジェクト:通信分野での新技術開発を目的に提携したが、目的の不一致や技術統合の困難さからプロジェクトが停滞・頓挫。
  • ソニー(Sony)のある連携プロジェクト:社内文化との摩擦やコミュニケーション不足により、計画が途中で頓挫。

共通する失敗要因:目的やゴールの認識のズレ、技術統合の難しさ、社内調整や文化適合の不十分さなどが挙げられます。これらの失敗から学べるポイントは、目的の明確化とすり合わせ、そして双方の綿密なコミュニケーションが具体的な成果につながるということです。

まとめ:新市場を開拓するための究極ガイド

ここまで紹介したように、ビジネスマッチングアプリとオープンイノベーションは、起業家が新市場を切り開くための強力な武器になります。アプリを利用して、スピーディーにビジネスパートナーを探し、さらにオープンイノベーションの手法で多角的にアイデアを集めることで、今までにない価値を生むことが可能です。

最初のステップとしては、明確な目的を掲げることが大切です。自社が探しているのは資金提供をしてくれる投資家なのか、新技術を持つスタートアップなのか、あるいは販売面での協力企業なのかをはっきりさせましょう。そこから、適切なマッチングアプリを選び、積極的に企業間コラボレーションの機会を探していくと、想定以上に早く成果が現れるはずです。

また、オープンイノベーションを活用することで、業界の垣根を飛び越えた連携が実現します。異業種が持つノウハウやテクノロジーを吸収しながら、自社の成長スピードを最大化できるのが最大の魅力です。こうした流れに乗るかどうかで、今後の事業の成否が大きく左右される可能性もあるでしょう。

ぜひ、この記事で紹介した手法や考え方を参考に、実際の現場で活用してみてください。ビジネスマッチングアプリを入口として、効果的なビジネスパートナーシップを築きながら、オープンイノベーションによって互いの可能性を拡げていくためのアドバイスをヒューマントラストでは積極的に実施していきます。この「究極ガイド」を自分自身の行動へとつなげ、新たな市場や事業のカテゴリーを切り開いていく支援ができれば幸甚です。

成長のための「次の一手」をご提案します

ビジネスマッチングやオープンイノベーションの成功は、強固な財務基盤があってこそ。累計12,000社以上の支援実績を持つ三坂大作が、貴社の課題解決に並走します。まずはお気軽にご相談ください。

 

監修者 三坂大作

筆者・監修者 ヒューマントラスト株式会社 統括責任者・取締役三坂 大作(ミサカ ダイサク)

略歴
・1985年:東京大学法学部卒業
・1985年:三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行 表参道支店:法人融資担当
・1989年:同行 ニューヨーク支店勤務 非日系企業向けコーポレートファイナンスを担当
・1992年:三菱銀行を退社、資金調達の専門家として独立
資格・登録情報
・経営革新等支援機関(認定支援機関ID:107813001112)
・貸金業務取扱主任者(資格者:三坂大作)
・貸金業登録:東京都知事(1)第31997号
・日本貸金業協会 会員番号:第006355号
専門分野と活動実績
企業の成長を資金面から支えるファイナンスの専門家として、30年以上にわたり中小企業の財務戦略・資金調達を支援。
国内外の法人融資・国際金融業務の経験を基に、経営者に寄り添った戦略的支援を展開。
現在の取り組み
ヒューマントラスト株式会社 統括責任者・取締役として、以下の事業を統括:
・法人向けビジネスローン事業「HTファイナンス」
・個人事業主向けファクタリングサービス
・資金調達および財務戦略に関する経営コンサルティング
経営革新等支援機関として、企業の持続的成長を実現するための財務戦略策定や金融支援を行い、貸金業登録事業者として、適正かつ信頼性の高い金融サービスを提供しています。

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