働き方が変わっています
働き方の変化に気づいていますか
最近気づくことですが、世界的な変化として人と会わないで、仕事が出来ることが多々あります。情報化社会として個人の情報を、簡単に公開できる時代でもあります。その結果、名刺交換を行わなくても、その方の過去の仕事まで分かる場合も多いです。
また、修行時代のような働かせていただくために学び、努力して下積み時代を経験することも必要でないこともあります。技術職の場合や文化を継承する仕事などは、あまり変化がないのかと思っていましたが、変化を試みていることが多いです。
どのような場合でもお客様があっての仕事ならば、お客様にどのような方法で、アプローチすることが効果的なのかを考えれば、時代に合った方法が良いのではないでしょうか。
(1)サラリーマンとは?
会社や団体に勤めて賃金を得る「サラリーマン」の誕生は1920年代といわれています。1914~1919年の第一次世界大戦の後に日本の産業構造が変わり、事務職として働く人が増加。オフィスに出勤して、体ではなく頭脳を中心に使い働く、現在のサラリーマンの原型ができあがったそうです。
長い期間社員を雇い続ける「終身雇用」の習慣は、第二次世界大戦が終わったあと、1954年ごろからの高度経済成長期に定着したと言われています。
第二次世界大戦前は長期間同じ会社に務める人は多くなく、1940年前後の戦時経済下に、国の労働統制で職場の固定化が進みました。そして高度経済成長期に突入し、企業が競争力を高めるため安定して仕事をする画一的な人材を雇う仕組みを採用。定期的な新卒者の採用と、長期的な労働を見越した人材育成を行うようになり、終身雇用が定着したと言われています。
しかし、現在ではそのような考え方は古いものとなっており、20代、30代の若い年代を中心に、転職を選択肢のひとつととらえ、キャリアアップの手段として希望する人が増加しています。
内閣府が16歳から29歳までの男女を対象に2017年に行った意識調査では、転職に前向きではない回答をした人が17.3%。一方、72.1%が、「自分の能力や適性に合う職場を求めて、積極的に転職すべきである」「自分の能力や適性に合わない職場であれば、転職することもやむをえない」など、転職を受け入れる反応をしています。
そして日本で最初に週休2日を導入したのは松下電器産業(現パナソニック)といわれています。松下電器産業は、仕事の生産性アップや「一日休養、一日教養」という目的のため、1965年に週休2日制を採用しました。
他の企業でも週休2日制の導入が本格的に始まったのが、1980年頃です。厚生労働省の調査によると、1984年に完全週休2日制を導入していた企業は6.7%、完全週休2日が適用されていた労働者の割合は27%でした。2023年時点では導入企業が48.7%にまで上がっており、「当たり前」として浸透していることが伺えます。今は週休三日制になるかも知れないですね。
長時間労働を制限する法律が出来て、2019年4月から(中小企業は2020年4月から)、初めて時間外労働の上限が規定。臨時的な事情がない限り、時間外労働時間は、月45時間、年間360時間を超えることができなくなりました。
特別な事情があっても、年720時間以内、複数月平均80時間以内、月100時間未満を守るべきだと法律で定められています。
昔の働き方の特徴(個人的な経験から)
- 土曜日は仕事するのが当たり前
- 後に土曜日は半ドンに変わった(午前中で終わり)
- 徹夜することも多い
- 残業はほぼ毎日(残業代なし)
- 日曜日出勤もある(幽霊出勤と言われノーギャラ)
- 男性はスーツにネクタイが必須
- サラリーマンは清潔な髪型
- 携帯電話がない時代にはポケベルで呼び出し
- 携帯電話がない時代なのになぜか居場所が分かる
- 仕事の内容に不満があるが言えない、言うと後悔する
- 石の上にも三年と何回も聞かせれる
- 転職する(会社を辞める)と親に怒られる
(2)会社に何を求めたのか?
最近働き始めた方は想像が出来ない方も多いと思います。上司の発言には逆らえない(自分の意見が言えない)時代でした。それでもサラリーマンにも楽しい時代がありました。会社のために頑張って、成績を残して会社に認めてもらうことを生き甲斐にしていた方も多いと思います。
会社の規模にもよりますが、私たちの仕事で社会が変わると思い、毎日戦っていた方も多いと思います。そのために賢い大学で学ぶことや、先輩のいる会社に就職するために部活を頑張っていました。
求めたのは憧れと安定だったのかも知れません。
- 大企業という名前への憧れ
- 都会で働くことへの憧れ
- 仕事で繋がる異性との会合
- 苦労していた学生生活からの解放
- 企業に属することから得られる安心感
- 企業に属することで得られる保証
- 終身雇用
昭和から平成にかけて、すごく働いていたイメージがあります。まず出社して一日何かを行い、夜は繁華街で社会勉強をしていました。
当時から副業もありましたが、みなさんあまり言わなかったですね。工場勤務の方は、朝7時から夜10時までとか、当たり前にされている方もいました。もちろん土曜日も仕事です。
少し前になりますが、外出することもできない時がありました。学生さんはほとんど学校に行っていないこともあると聞きます。最近でもリモートやテレワークという言葉を、当たり前のように聞きます。
少子高齢化が加速している今の時代に、働く人数が減ることは見えています。また、物価も上がり、税の負担も増えてきている時代に、労働から得られる対価について考えないと、楽しくない人生になってしまいます。トレンディードラマで見るような、昔の日本は良かったのかも知れません。逆に今の若い子達には、夢も未来も選び放題で、楽しさしかないようにも思います。
そんな楽しい人生を送る意味でも、大切なのは働き方です。楽しいばかりではありませんが、楽しい仕事を選ぶことはいつの時代でも出来ます。世の中には厳しい時代を生きた先輩たちがいますので、仕事をする上でも双方に理解し合うことは必要です。
(3)女性が活躍する時代に。
今までお伝えした内容は、ほぼ男性に当てはまることが多いです。女性は大学を出て3年くらい働いて結婚して、そのようなことを考えている方もいました。
今は女性の方が評価されている場合もあります。体力面ではまだまだ男性がと思っていましたが、そうではないかも知れないです。
子育てをされているママさんでもご自宅で働いている方もいらっしゃいます。かなり大変だと思います。しかし社会で働いた経験を、再度活かすことは難しいことでもあります。
今の時代の働き方で実現できることが素晴らしいことだと思います。
社会の仕組みを変える意味でも、女性の発言はとても重要です。様々なサービスが溢れていて、何を選ぶのかは個人の自由になっています。食事ひとつをとっても言えることです。買い物に行って材料を選んで、自宅で調理して、洗い物をする。これだけでもかなり変化はしています。買い物に行かなくても材料は買えます。調理しなくても出来あがったものが届きます。洗い物はボタンひとつで出来ます。昭和を生きた先輩主婦には怒られるかも知れません。
しかし苦労をしなくても生活する方法はいくらでもあります。そんな方法を考えるのは女性の目線だと思います。最近の男性は優しくなり、女性の荷物も進んで持つようになっています。これからそんな男性からの発想が時代を変えるかも知れないですね。
現実には産休・育休期間中の給与についてなど、保障問題が残されてはいます。そのような問題を解決させて女性の雇用を推奨する会社も増えてきています。なぜならば女性が多く働く環境が、社会を変えるのかも知れないことに、気付いているからです。
男性ばかりの職場では気付かないことも多々あります。男性と女性が対等に向き合って働くことが出来れば、今の時代に合ったサービスなど、女性目線のものを多く取り入れることが出来るようになります。
- 男女平等に働ける時代
- 個人の能力が評価される時代
- 個人が仕事を選べる時代
- 働き方を選べる時代
- 働くことで繋がる時代
- 企業も変化して受け入れる時代
- 企業も新しい働き方を探している時代
世間の常識や固定概念が変化しています。同時に働き方も変化しています。世界に目を向けると、働き方については、まだまだ日本は遅れていると言われています。
女性が働くことも、高齢者が働くことも、副業をすることも、自由な発想で働くことで生活が豊かになるのならば、これからの働き方については楽しみしかありません。