株式会社ヒューマントラスト

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職場内でCAREすることの意味とは

どういう目的で使われているのか

普段の生活でも、職場内でもよく耳にする言葉ですが正しい意味で使われていない場合も多いと思います。日本語でもよく使われている[ケア]の意味について把握したいと思います。

(1)動詞では心配する、望むなど。名詞では世話、手当、用心、警備、心配

心配する、気にかける、世話をする、面倒を見る、対処する、扱う、望む、求める、願う

このような意味の中でも、職場内で多く使われているのは心配する、気にかける、世話をするという意味で使われている場合が多いと思います。例えば上司から「〇〇さんのケアをよろしくね」、と言われてもケアの意味を正しく理解していない時に、上手くいくように願っていて、手を合わせてじーっと眺めているだけは意味を間違って理解しています。〇〇さんに初めて任せた仕事を、しっかりこなせるのか気にかけることは、先輩社員としてひとつの指導方法になるのかも知れません。

このような誰もが理解しているであろうと思われることでも、本当に正しく理解していない場合もあります。職場内でのコミュニケーションの取り方の中に、相手に伝える力の重要性という意味では、どのような言葉で伝えるのか、どこまで丁寧に伝えるべきなのか、このレベルまでは理解していてほしいなど、様々な要素を解決している人同士のみが、スムーズに取組む傾向にあります。

職場内で使われる言葉の重要性を考える意味でも、一度CAREについて考えたいと思います。

カタカナで使われている英単語ですから、全く違う意味で理解している方は少ないと思います。しかしビジネスの現場では、急に使われ始めた専門用語なども多く存在します。会社として掲げたスローガンの意味ですら、間違って理解していてもおかしくはありません。業界によって使い方が違うこともあると思います。

同じ職場のスタッフ同士はもちろんですが、取引先や取組先とも共通の認識で、双方にケア出来る環境を作りたいです。

  • 心配する、気にかける
  • 世話をする、面倒を見る、対処する
  • 望む、求める、願う
  • 世話、手当て、整備、管理
  • 用心、注意、警備
  • 心配、心配事
  • 懸念、恐れ、憂慮、怖れ

(2)日々進化する中でどのように対応できているのかを考える

会社としてチームとして成長することを求めて毎日仕事をしています。その中で個人としても、成長しながら進むことが理想的ではあります。同時に間違いを起こさないための努力は必要です。個人の間違いは他人が見つける場合が多く、その他人が同じ職場内であるならば、すぐにケアをして修正することが良い職場環境だと考えられます。また取組先ならばそこも理解した上でビジネスを進めていく努力が出来ますが、取引先にはミスとして伝わるので、今後はミスを起こさないようにしないといけません。

すべての業務が完璧であることは理想的ですが、人が関わる場面では完全にそうとは言えないです。そのためにもチームの組織力と個人の注意力は必要になります。そのためにも日々進化する中で毎日の業務を確実に出来ることと、全員でケアしながら成長することが求められます。

もちろん体調がすぐれない日もありますので、自己の管理は自分で行い、報告と対処ができるシステムは作り上げておく必要はあります。

職場で起きていることは、全てがマニュアル通りではないはずです。イレギュラーな事態が起きた時の対応について、チームではどのように対処していますか?個人ではなくチームとして対処できる方が良いですね。

今の仕事の状況と今後に向けた動き、時間的な配分について、人的な配分についてなど、全員で助け合いながら進みたいです。

(3)得意分野と苦手な分野について

事業を考えることが得意な責任者、事業の進行を管理することが得意な責任者、事業について資金計画が得意な責任者、多くの項目の中で得意な方はいらっしゃると思います。また得意なことが全くないと思われて、日々の作業に徹している方もいらっしゃいます。逆に得意な分野がある方には苦手なところも多々あると思います。

日々の作業に徹している方は毎日の流れに対応することは得意です。事業を考える方に、日々の進行まで考えていては前に進まないと、考える方は多くいらっしゃいます。

大切なことは個人プレイで出来る仕事と、チームでの仕事の関連性を考えで、得意分野が増えていくこと、苦手なことを少しずつ解決させていくこと。右から左のどちらの脳味噌で考えるのかもあると思います。今出来ることと今後目指していくことについて、考える時にはどちらの割合が多いのかも考えていかないと前に進みません。

好きな事が得意分野になるとは限らないです。逆に嫌いな事が得意分野になる場合もあります。それはその業務を行う中で、体力的にも精神的にもしんどい場合などは、苦手であるが仕方なくやっていると言えます。得意分野が全て楽しい仕事ではないと思いますが、出来る事ならば得意分野の仕事は多い方が、会社としての魅力もあると思います。

もし苦手分野の仕事ばかりで毎日辛いと感じているスタッフが多い場合は注意が必要ですね。それもスタッフ全員がケアしながら、どのような気持ちなのか確認する場も必要です。

  • この仕事を出来る人は限られているのか?
  • 誰にでも出来る仕事が多いのか?
  • この人が辞めた時にどうするのか?
  • この機会が壊れた時にどうするのか?
  • 違う方法をスタッフは気付いていませんか?
  • 世間ではその方法は新しいのか、古いのか?

(4)立場に関係なく全員で考えましょう

職場内のミーティングでは事業のことを理解している方が、発言するのが正解であると思います。

それぞれの立場で個々の事情を伝えることも必要です。伝える力も聞く力もコミュニケーションを取るには必要です。

どのような職種であっても人が関わる仕事には感情もあります。時間的なことも環境面もあります。会社のために行うことで個人が犠牲にならないことが必要です。CAREするという意味には、多くの意味が含まれています。見て教えて一緒に行動する。上手くいくように願うことも必要です。小さなことを見逃さないで優しくケアできる環境になればいいですね。